10月に入りました。この時期は、一年の中でもムカデ被害が多く報告される時期なのです。主に夏を中心に活動するムカデですが、暑さが厳しい日よりも、少し暑さが和らいできた秋口に特に注意が必要なのです。冬になればムカデの動きは緩慢になりますので、せめてそれまではムカデ対策を忘れないようにしてください。
実はこの時期は、ムカデの子供達が独り立ちする時期でもあるので注意が必要なのです。ムカデの産卵時期は、主に5~6月となっています。ムカデにもよりますが、この時20個以上の卵を産み付けます。そして1ヶ月ほど経ちますと、ムカデが卵から孵化します。ムカデは一生のうちに何回も脱皮しますが、およそ2ヶ月のうちに2回脱皮します。この2回の脱皮でムカデの子どもは親元を離れて、それぞれが独立して行動するようになるのです。つまり10月は、独り立ちしたムカデに遭遇する確率が高いということです。立派な大人のムカデになるのは数少ないですが、生まれて間もないこの時期ではムカデの個体数も多いことでしょう。
暗くてじめじめした場所を好むムカデは、産卵場所もそのような場所になります。お家の中にそのような環境は少ないかも知れませんが、ゴキブリなどの餌になる虫が生息していれば、それにつられて侵入することは充分に考えられます。ムカデは小さい子どもでも油断はできませんので、ムカデ駆除は油断せず、業者の方にご依頼ください。
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