春になり、ちらほらと虫の数も増えてきたように感じます。この時期になりますと、冬を越したムカデたちもいよいよ動き出します。特に空腹になったムカデは非常に気性が荒いため、この時期にムカデを見かけても不用意に近づくことは避けたほうが良いでしょう。
しかしムカデは夜行性のため、私達が寝静まってから活動し、咬んでしまうこともあります。それを防ぐためには、ムカデが近寄らないように事前に対策を立てておくのが有効です。
そのために、ムカデが入りづらい環境を作るのが良いでしょう。代表的な方法として忌避剤を撒くという方法がありますが、もしも小さなお子様やペットなどがいらっしゃる場合、安全性の面から使い辛いかもしれません。
そのようなご家庭は、ハッカ油を準備してみると良いでしょう。ハッカはハーブの一種で、その成分は歯磨き粉やチューインガムなどに利用しています。実はムカデはハッカの香りが苦手らしく、特にハッカ油は忌避剤として有効と言われています。他にもヒノキ精油や木酢液などが選択肢に入りますが、その独特な臭いが苦手な方は避けたほうが無難です。
また、ムカデは普段、暗くてジメジメした場所に潜んでいます。そのため、乾燥した場所を苦手としています。結露の発生や換気不足は屋内の湿度を挙げてしまいますので、こまめに空気を入れ替えて環境の改善を図ることをおすすめいたします。
市販の薬剤などを使用したくないという方は、このような方法でもムカデを遠ざける事ができます。しかし、この程度の対策ではムカデが侵入することを完全に防ぐことはできません。より確実な対策を実現するためには、ムカデ駆除業者の力を借りるようにしてください。
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